関西看護師女性が元交際相手の大学生男性を不同意性交罪で告訴|マッチングアプリ時代の「同意」と男側の自衛術
2025年11月末、「彼氏との性行為は『被害だった』元カノの告訴で動き出す警察」というニュースが話題になりました。関西で働く看護師女性が、元交際相手の大学生男性を不同意性交罪で告訴したというケースです。
「交際中の性行為が、別れてから性犯罪として扱われることがある」、という現実は、多くの男性にとってなかなかイメージしづらいかもしれません。でも、マッチングアプリや出会い系サービス経由で恋愛が始まるのが当たり前の今、このニュースは俺らにとっても他人事ではないデートDV問題です。
この記事では、報道内容を前提にしつつ、事実関係の評価や誰か一方を断定的に責めるのではなく、「男側としてどう“同意”を考え、どう自衛していくか」という視点で整理していきます。
※本記事は公開されている報道をもとにした一般的な解説であり、個別ケースの有罪・無罪や当事者の言い分の正しさを判断するものではありません。最終的な判断は警察・検察・裁判所などの機関に委ねられるべきものです。
結論先出し:元交際相手とのトラブルほど「同意」と記録が命綱
先にMenz R的な結論から。
・「付き合っていた=ずっと同意がある」わけではない
・イヤそう・迷っていそうな時点でやめる勇気が自分を守る
・酔っている/寝ている/押し切った…は、今の法律ではかなり危険ゾーン
・LINEやチャットでのやりとりは後から自分を守る証拠にも、傷つける証拠にもなる
・別れた後も、相手を追い詰めるような言動は「デートDV」扱いになり得る
つまり、これからの時代の男に必要なのは、ノリや空気ではなく「言葉で確認するコミュ力」と、グレーな場面で一歩引けるブレーキ。この2つがないと、「悪気はなかった」の一言では済まないリスクがかなり大きくなっています。
どんなニュース?関西看護師女性と元交際相手の大学生男性の告訴ケース
報道では、関西で働く看護師女性(30代後半)が、当時大学生だった元交際相手の男性とマッチングアプリで出会い、しばらく交際していたとされています。別れた後になって、交際中の一部の性行為について「実は自分の意思に反していた」「怖くてNOと言えなかった」と感じ、不同意性交等罪(報道見出しでは不同意性交罪)で告訴(刑事告訴)した、という流れです。
記事ではこのケースを、交際関係の中で起きる暴力や性的な強要を指す「デートDV」の一例として紹介しています。別れた後に被害を自覚し、警察や支援団体に相談する人も増えていると言われています。
ここで大事なのは、
・カップルや元カップルの間でも性犯罪が成立し得る
・「そのときは流されたけど、後から被害と感じた」という訴えも、法的に検討対象になる
という2点です。真相がどうかは当事者と捜査機関にしか分かりませんが、「元交際相手×大学生男性×不同意性交罪×告訴×関西看護師女性」というキーワードの組み合わせ自体は、現代では十分あり得るパターンだということだけは押さえておきたいところ。
そもそも「不同意性交罪/不同意性交等罪」ってどんな罪?ざっくり整理
2023年の刑法改正で、従来の強制性交等罪などが見直され、「不同意性交等罪」という新しい罪がつくられました。(報道や一般向け解説では「不同意性交罪」と略されることもあります。)
ざっくり言うと、
・相手の同意がないのに性交などをする
・または、相手が「イヤ」と言えない/抵抗できない状況を利用する
このようなケースを処罰するための性犯罪規定です。暴行や脅迫だけでなく、
・泥酔させて判断力がない状態を利用する
・立場や関係性の差(職場の上司、指導者など)を使って断りづらくさせる
・相手の「怖さ」「フリーズして動けない状態」につけ込む
といった状況も、「同意しない意思を形成・表明・全うすることが困難な状態」として問題になります。
さらに、16歳未満の相手に対して、5歳以上年上の側が性交をした場合は、たとえ表面上「合意している」ように見えても不同意性交等罪として処罰される、というルールも盛り込まれました。
ポイントは、「イヤと言っていない=同意している」とは限らないという発想に法律が近づいたこと。これが、カップル間・元カレ元カノ間のトラブルを性犯罪として捉え直す流れにもつながっています。
なぜ「元交際相手」との性行為が問題になりやすいのか?
今回のように元交際相手との間で不同意性交等罪が争点になる背景には、いくつかのパターンがあります。
①「付き合ってるんだから当然OKでしょ」という思い込み
デートの流れや「いつもそうしていた」習慣で、その日の相手の気持ちや体調をちゃんと確認しないまま進めてしまうケース。
→ 本人は「いつも通り」と思っていても、相手は「今日は本当はしたくなかった」と感じていることがあります。
② NOを言いづらい関係性・空気
・年齢差/経験値の差が大きい
・相手が怒りっぽい/機嫌を損ねたくない
・「ここで断ったら嫌われるかも」という不安
こうした要素が積み重なると、「怖くて断れなかった」という感覚につながります。
③ 別れた後に「やっぱりおかしかった」と気づくパターン
恋愛の熱が冷めてから、「あれって自分の意思を無視されていたよな」とモヤモヤが一気に押し寄せることがあります。周囲の友人や支援者の話を聞いて、「自分が受けたのはデートDVだった」と自覚する人も少なくありません。
④ メッセージ履歴が「圧力」の証拠として残る
LINEなどで、
「なんでやらせてくれないの?」
「彼氏の言うことくらい聞いてほしい」
「断るなら別れる」
といった文面が残っていると、後から見たときに「精神的な圧力」として評価されることがあります。
このように、「その瞬間ははっきりNOと言えていなかった」としても、あとから「同意はなかった」と主張される土台が積み上がってしまっているケースは意外と多いです。
男性目線で考える「自分を守るための5つの自衛策」
ここからは、成人男性として元交際相手とのトラブルを避けるためにできる現実的な行動を5つにまとめてみます。
① 「今日はどうする?」を言葉で確認するクセをつける
一番シンプルで一番大事なのがこれ。
・「今日は疲れてない?」
・「したくなかったら全然いいからね」
・「途中でイヤになったら言って」
といった、相手の気持ちを確認するひと言を必ず挟む習慣をつけるだけでも、かなりリスクが下がります。
相手がちょっとでも迷っている・固まっていると感じたら、その日は潔くやめる。この「勇気ある撤退」ができるかどうかが、今の時代の男にとっての分かれ目になりつつあります。
② 酒・睡眠薬・深夜テンション頼みの誘い方はやめる
・ベロベロに酔わせた状態での性行為
・睡眠薬・強いお酒を飲ませてベッドイン
・相手が眠そう/寝落ちしている状態で触る
こうした行為は、不同意性交等罪の典型的な「NG例」として法律の解説にも出てきます。ノリで済ませず、「自分がされたらどう感じるか?」を一度想像してみるのが大事です。
③ LINEやチャットで相手の気持ちを尊重する姿勢を残しておく
いざというとき、メッセージ履歴は両刃の剣です。
NGな履歴の例:
・「ホテル行かないなら帰る」
・「彼氏なら普通するでしょ」
・「断るならもう連絡しない」
望ましい履歴の例:
・「今日は無理なら全然大丈夫だよ」
・「したくない日は、はっきり言ってくれていいからね」
・「不安なことあったら教えて」
後から見返したときに、一貫して相手の意思を尊重していることが伝わるメッセージが残っていると、トラブル時の印象は大きく変わります。
④ 別れ話のときこそ「感情のぶつけ合い+性」をセットにしない
関係がギクシャクしているときや別れ話の最中に、
・泣いた勢いでそのまま体の関係に持ち込む
・「最後だから」と言って性行為に誘う
こうした流れは、後から「あのとき冷静じゃなかった」「断れない空気だった」と感じられやすい場面です。気持ちが荒れているときほど、「今日は一緒にいて話すだけ」と割り切るスタンスが、自分を守ることにもつながります。
⑤ 不安を感じたら、早めに第三者や専門窓口に相談する
もしあなた自身が、
・「元交際相手から性行為について責められている」
・「警察に相談する」と言われている
・すでに警察から事情聴取の連絡が来ている
といった状況にあるなら、独断で動くよりも、まずは法律相談(弁護士)など専門家に相談した方が安全です。
同時に、相手が本当に傷ついているかもしれないという可能性も忘れず、感情論だけで相手を責めない・SNSで匂わせないといった冷静さも大切です。
まとめ:感情まかせにしない「大人の性の距離感」をアップデートしよう
関西看護師女性が元交際相手の大学生男性を不同意性交罪で告訴したというニュースは、情報が限られている以上、「誰が悪い」「どちらが正しい」と外野が決めつけることはできません。
ただ、俺らがこのニュースから学べることはたくさんあります。
・交際中でも元交際相手でも、「同意」がなければ性行為はアウトになり得る
・イヤと言いづらい空気を作ること自体が、相手にとっては暴力になり得る
・お酒、メッセージ履歴、別れ話の場面は、特にトラブルが生まれやすい
「自分は大丈夫」「そんなつもりはない」と思っている人ほど、一度立ち止まって自分の言動をアップデートしておくのが、これからのコンプラ時代を生きる大人の男性のたしなみなのかもしれません。
健全で気持ちのいい性体験は、お互いの安心感と信頼の上にしか成り立ちません。ニュースをきっかけに、自分の「距離感」と「同意の感覚」を少しだけ見直してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
皆様良きメンズライフを!


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